これは凄い小説です!。本当凄かった!めちゃくちゃ面白かったです。
今の時点では、間違いなく「21世紀最高のエンターテインメント小説」です!。
いや、もしかしたら小説という枠を飛び越えた、21世紀の誇るエンターテインメントの一つかも。
映画、ゲーム、ドラマ、旅行、スポーツ観戦、etc。世の中に数多ある娯楽と比較しても、最高級の楽しさと感動が味わえます。
映画で言うと「ゴッドファーザー」や「風と共に去りぬ」。スポーツで言うとメッシやマイケル・ジョーダン。音楽で言うとビートルズ。
ジャンルを超えて後世に語り継がれる小説です。
全ての小説が「ミレニアム」ぐらい面白かったら、「本離れ」「活字離れ」は起きなかったに違いない。断言できます。だって、ゲームより、YOU tube より、凡庸なサッカーの試合より面白いんですから。
小説を読んで久し振りに、楽しくてたまらないという気持ちを味わいました。
深まる謎、スケールが大きくてスピーディーな展開、登場人物の面白さ。
訳もこなれていて、とても読みやすい。
世界で6000万部が売れたのも頷けます。
女にだらしないところがある雑誌編集者(ミカエル)と天才的ハッカー(リズベット)が、由緒ある富豪一族や国際的人身売買の裏に潜む謎に挑んでいく。
特に、リズベットのクールな魅力には、強烈に惹きつけられます。天才的なハッキング能力、自分の価値観だけを頼りにする孤高の生き方、どんな相手にも媚びない態度。
彼女の魅力には、誰もがはまってしまうに違いない。
本国スウェーデンでこの本が出版されたのは2005年。
実は作者のスティーグ・ラーソンは、本が出版される前の04年末に死亡しています。そのとき50才。しかも、この「ミレニアムシリーズ 3部作」は著者の処女作。
死亡した作家の処女作が世界でベストセラーという、まるで映画のようなできごと。本を出版してわずか10年で、伝説の小説家になってしまったのです。
「ミレニアム」を読んだ後は、しばらく他の小説は読まない方がいいです。
この面白さを経験してしまうと、どんな本を読んでも物足りなさを感じてしまうでしょう。休日など、時間が十分あるときに読み始める事をお勧めします。一旦読み始めると、中断することは難しいです。
小説の素晴らしさ、面白さをたっぷり堪能出来る「ミレニアム」。
僕の机には、次の「ミレニアム3」が置いてあります。
早く読みたいけど、読了後に「ミレニアム・ロス」に陥りそうで怖い。
ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
- 作者: スティーグ・ラーソン,ヘレンハルメ美穂,山田美明
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/11/10
- メディア: 文庫
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ミレニアム2 火と戯れる女(上・下合本版) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
- 作者: スティーグ・ラーソン,ヘレンハルメ美穂,山田美明
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/08/01
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