6月28日は株主総会のピークの日。
何と全上場企業のうち、3割もの企業がこの日に総会を開いたようです。
僕も、少ないながらもいくつか株を持ってますが、これまで株主総会に出席したことはありませんでした。
なぜか3日前に急に総会に出ることを思いつき、保有株の一つTDKの株主総会に出てみることにしました。
正直、行く前は「出席しても退屈なんだろうなあ」と思っていましたが、意外と面白くてためになりました。もし、株を持っているなら出席することをお勧めします。
・準備する物
必要なのは「議決権行使書」。
これを、総会当日に受付で提出します。
この「議決権行使書」は、事前に送付されてくる「定時株主総会招集通知」に同封されているので、郵送された封筒ごと持って行けばいい。
また、「定時株主総会招集通知」には、株主総会の議題や業績、会社として対処すべき課題などが載っているので、事前に読んでおくと良い。
自社の施設での開催なので、作業服姿で歩く社員がいたりして、会社の雰囲気が垣間見られるのは良いなと思いました。
・社長説明の後に質疑応答
総会は、「社長による業績の説明」と「株主との質疑応答」があります。
株主総会のメインはなんと言っても「株主との質疑応答」。株主にとって、経営陣の生の声が聞ける年に一度のチャンス。
僕は質問せず聞いているだけだったけど、それでもとてもためになりました。
特に良かったのは、役員の経営に対する考え方や姿勢が伝わってくることです。
TDKの役員は皆さん、自分の言葉で誠実に答えようとする姿勢があって、とても好感が持てました。
ときおり、役員の回答がやや的外れのような場合があったのですが、そういうときでも社長から補足説明が入り、正直に回答しようという姿勢が感じられました。
株主の人の質問も、真面目な内容からユニークなものまで様々で、それはそれで楽しめました。
また、知らなかったけど、全員の質問に答えてくれるんですね。
勝手なイメージとして、時間が来たら強制的に打ち切るという進行を想像していたのですが、今はそういうことはないんですかね。
昔みたいに、変な総会屋はもういないのだろうか。
ということで、10時に始まった総会が終了したのは11時40分でした。
総会2日後の今日、たまたまTDKのHPを見てみると、総会で出た質問への回答がいくつか載っていました。
配当も年々増やしているようで、株主を重視する姿勢を見せていただいてありがたいかぎりです。
・土産
今回のTDKのお土産は、CSR報告書とお菓子の詰め合わせ。
持ち帰ると、嫁さんが喜んでいました。
・まとめ
都合がつくなら、株主総会は出たほうがいい。
本当に面白くてためになりました。これからは、可能な限り他の会社の総会にも出ることにします。
何が良いかというと、
・郵送されてくる資料やHPの資料だけでは分かりにくい内容も、直に説明を聞くと理解しやすい。
・役員の、経営に取り組む姿勢や考え方を感じとれる
・企業への親近感が一層湧いてくる
といったところです。