海外ミステリー

【おすすめ本】カルテル/ドン・ウインズロウ:メキシコ麻薬戦争の内幕を描くミステリー。著者の熱意に引き込まれる。

ものすごいリアリティとエネルギーで読者に迫ってくる。読み始めたら最後、著者の力に引きつけられて、最後まで読み通せずにはいられない。メキシコの麻薬戦争の残酷な現実を次々に読者の前に差し出してきます。普段、日本に暮らしていると目にすることのな…

【おすすめ本】3,1,2とノックせよ/フレドリック・ブラウン 軽妙な語り口とスピーディーなストーリー展開。無駄がなく面白さ満載。

この本の著者フレドリック・ブラウン、僕の大好きな作家です。 奇抜な着想で、いつも唸らされます。 全編に流れる軽妙な語り口とユーモアとペーソス。「猟奇殺人」というサイコ的になりがちなテーマを扱いながら、明るいミステリーになってます。 全体で23…

【おすすめ本】ミレニアム1,2/スティーグ・ラーソン:21世紀最高のエンターテインメント小説の誕生!

これは凄い小説です!。本当凄かった!めちゃくちゃ面白かったです。 今の時点では、間違いなく「21世紀最高のエンターテインメント小説」です!。 いや、もしかしたら小説という枠を飛び越えた、21世紀の誇るエンターテインメントの一つかも。 映画、ゲーム…

【おすすめ本】神の拳/F・フォーサイス  これが湾岸戦争の真実?著者の豊富な知識に圧倒される戦争スパイ小説。面白いです。

さすがフォーサイス!という作品。スケールが大きく、わくわくする戦争ミステリ-です。 膨大な知識量を基にして描かれた、ミステリー好き、スパイ小説好きにはたまらない作品。 1990年、イラクのクエート侵攻に端を発した湾岸戦争。イラク国内に派遣された…

【おすすめ本】第四の核/フレデリック・フォーサイス:超弩級国際政治ミステリー

1972年。デビュー作の「ジャッカルの日」の世界的ヒットによって、一躍ベストセラー作家となったフレデリック・フォーサイス。彼はそこで得た莫大な印税を何に使ったのか? 答えは、アフリカの小国ギニアの独裁政権の転覆計画。 ルポライターとしてアフリカ…

【書評】レディ・キラー/エド・マクベイン:巨匠の名人芸が随所に

少年時代にはまった警察小説の金字塔、87分署シリーズ。 少ない小遣いを出し合って、友達と早川ミステリ文庫を交互に買っていった思い出があります。 50作以上出ている87分署シリーズの中でも初期の頃の作品ですが、巨匠エドマクベインの熟練技が冴え渡って…