2018-06-08から1日間の記事一覧

【おすすめ本】第四の核/フレデリック・フォーサイス:超弩級国際政治ミステリー

1972年。デビュー作の「ジャッカルの日」の世界的ヒットによって、一躍ベストセラー作家となったフレデリック・フォーサイス。彼はそこで得た莫大な印税を何に使ったのか? 答えは、アフリカの小国ギニアの独裁政権の転覆計画。 ルポライターとしてアフリカ…

【書評】レディ・キラー/エド・マクベイン:巨匠の名人芸が随所に

少年時代にはまった警察小説の金字塔、87分署シリーズ。 少ない小遣いを出し合って、友達と早川ミステリ文庫を交互に買っていった思い出があります。 50作以上出ている87分署シリーズの中でも初期の頃の作品ですが、巨匠エドマクベインの熟練技が冴え渡って…

【おすすめ本】不合理だらけの日本スポーツ界/河田剛

もう何年も前ですが、アメリカの女子陸上短距離選手(大学生?だと記憶してます)の話をどこかで読んだことがあります。 新しいコーチが来た最初の日。トレーニングの間、そのコーチはずっと選手の練習を見ていた。練習が終わると、選手はそのコーチにこう言…

男子マラソン:東京五輪で日本選手のメダル獲得が現実味を帯びてきた(希望的観測)

3月で今年のマラソンシーズンも終了。 今年の男子マラソンは、数十年ぶりの明るいシーズンでした。設楽悠太の日本記録を筆頭に、6分台2人、7分台1人、8分台4人と近年になく好記録が続出。東京五輪へ向けて、光明が見えたシーズンでした。 五輪大好きの私と…

連休明け:5月病は会社員を辞めるまで治らない

朝、ゴミ出しのついでに近所を散歩していると、スーツ姿の出勤途中の会社員の姿がちらほら。そう言えば、連休も終わり世の中の多くの会社は仕事再開。 その歩く人の後姿には、心なしか寂しさが漂っているような、、、。 朝のニュースでは、東京駅前の交差点…

マラソン:プロ転向宣言した川内優輝選手の今後の収入と彼の素晴らしさ

いつも、独特のスタイルが注目を浴びてきた公務員ランナーの川内優輝さん。 ボストンマラソン帰国後の記者会見でいきなりプロランナーになることを宣言し、またまた話題となりました。 大迫傑選手や少し前の高橋尚子選手など、少数の例を除いてはまだまだ前…

脱走した平尾受刑者をどうしても憎めない

松山刑務所大井作業所から脱走していた平尾受刑者。とうとう広島県警に捕まり、22日間におよぶ逃亡生活が終わりを告げました。 向島の人々に普段の生活が戻ってきたのは喜ばしいことです。 瀬戸内海の小島を大混乱に陥らせた脱走犯。 正直言うとどうしても…