連休明け:5月病は会社員を辞めるまで治らない

朝、ゴミ出しのついでに近所を散歩していると、スーツ姿の出勤途中の会社員の姿がちらほら。そう言えば、連休も終わり世の中の多くの会社は仕事再開。 

その歩く人の後姿には、心なしか寂しさが漂っているような、、、。

朝のニュースでは、東京駅前の交差点のビジネスパーソン達の不機嫌な顔が並んでいました。

 

連休明けの出勤は誰しも嫌なもの。

 

僕も、サラリーマンの頃は、連休明けの出勤は憂鬱でした。

休みが終わる数日前から出社のことが頭に浮かんできて、段々気分が沈んでいく。一日一日カウントダウンが始まっていき、とうとう連休最終日の夜、寝床の中で「明日からまた社畜の毎日が始まるのかあ」と、この世の終わりのような気分になったものです。

重い体と心を引きずってやっと出社すると、いつもより空席が目立つ。やっぱり、皆も連休明けは出社したくないんだなあ、俺も休めば良かった、と思いながらだらだら一日を過ごすことが定例になっておりました。

 

また、ある連休明けの朝のこと、尊敬する先輩が僕の横に来て小声で「連休明けはやる気がしねえなあ」と呟いて立ち去ったことがありました。遅刻はしょっちゅうで、気分次第では急に休んでしまうような僕とは違い、いつもきちんと出社し、休むときも事前に連絡してから休みを取るなど、非の打ち所がない勤務態度の人でした。

この人も連休明けは嫌なんだな、と妙に安心した覚えがあります。

 

世間ではこのような症状を「五月病」と名付けて、いかにも一過性の気分のように言っております。

一過性病気?それは、違います。

この症状からは、会社員を続ける限り永遠に逃れられません。 

楽しい時間が終わって、また苦役が始まるかと思うと、憂鬱になるのは当たり前。

 

だから、そんなに悩むことはないと思う。

世の中には、連休明けに休んでしまったがために、何となく行きずらくなり、そのまま退職してしまうような例があるらしい。

嫌なら会社なんか、2、3日休んでだっていいんだ、というぐらいでいいんじゃないでしょうか。

 

今日もTVで「連休明け、気合い入れて頑張りましょう」と言ってたアナウンサー。何て真面目な日本人なんだ。この真面目さが、鬱な気分をますます悪化させていると思うけど、、、。

 

「連休明け社畜症候群」と上手につきあって、仕事に励まれることを願います。

僕は、のんびり過ごします。