4泊5日の日程で香港に行ってきました。
渡航前の悩みは「現地でのネット接続をどうするか?」でした。
大手キャリアの海外ローミングプランは、どれも「2,980円/日」と高額。
4~5日の滞在で軽く1万円を超えてしまいます。
金額を比較すると、海外Wi-Fiレンタルを利用すれば、5日間で5,000円から7,000円程度済ませられそうです。
しかし、海外WiFiレンタルは使ったことがないため、いろいろと不安がありました。
・香港は公衆LANが充実しているらしいので、ルーターのレンタルは必要ないのでは?
・データ容量はどの程度確保すればよいか?
・ルーターの設定が面倒なのでは?
・WiFiは旅行先でちゃんと繋がるか?
悩みながらも、モノは試しにと使ってみると、とても役に立ちました。
「道案内、観光地案内、飲食店検索」と現地での行動にレンタルルーターが大活躍。
今回は、香港旅行でのWi-Fiレンタルの利用状況から、その「使い方、メリット・デメリット等」をまとめてみました。
1.なぜ、Wi-FIレンタルが良いのか?
2.利用までの手順
海外WiFiレンタルの業者は、「イモトのWiF」や「Wi-Ho!」など、何社かありますが、今回僕が選択したのは、「グローバルWiFi」。
(1)申込み:1日あたりの通信量は「300MB/日」を選択
Webサイトにアクセスして、画面に従っていけば申込み完了です。
ここで悩ましいのが「1日あたりの通信量」はどのくらい必要なのか、ということ。
選択肢は4つあり、1日あたりの通信量と料金は以下の通り。
通信量 料金
・300MB/日 670円
・600MB/日 970円
・1.1GB/日 1,170円
・無制限 1,870円
*「香港4G LTE」の場合
普段、僕の国内でのデータ通信量は、1ヶ月でだいたい3GB程度。1日あたりにすると「100GB」前後。
海外でも同じように使うとすると、一番少ない「300MB/日」でも全然余裕。
「300MB/日」を選択しました。
*僕の申し込み内容
・渡航日程:5日間
・プラン:香港4G LTEスタンダードプラン(データ容量:300MB/日)
・オプション:モバイルバッテリー&安全補償パック付き
・値段:6,590円
・受取・返却場所:成田空港
(2)「機器の受け取り」と「スマホの事前設定」
空港に着いたらチェックインの前に、「機器の受け取り」と「スマホの事前設定」を行います。
*機器の受け取り
機器の受け取りは、成田空港の受付カウンターで行います。
この場所が遠い。成田空港の端にあります。
スーツケースを引きずりながらの移動なので、意外と時間がかかりました。
カウンターにはすでに10人以上が並んでいて、かなり待ちました。10分以上は待ったんじゃないだろうか。
こういうこともあるので、空港には余裕を持って早めに行くことをおすすめします。
カウンターで注文メールの画面を見せると、下記の機器一式を受け取ります。
・ルーター本体
・モバイルバッテリー&充電ケーブル
・変換プラグ
・取扱説明書
*スマホの事前設定
香港に着いたときにすぐネットに繋げられるように、スマホの事前設定を行います。
現地の高額請求サイトに、知らずに繋がってしまうことを防ぐためにも、出発前にやっておくことが大切。
付属の取扱説明書に設定方法が載っているので、それに従えば簡単です。
ただ、慣れない操作なので時間はかかりました。
嫁さんのスマホの設定も含めて、10分以上かかりました。
「機器の受け取り」と「スマホの事前設定」両方のなんやかんやで、30分以上は費やしたと思います。
終わったときには、飛行機の出発1時間半前になっていたので、焦りました。
今回は、出発の2時間前に空港に着いたのですが、これだとぎりぎりでした。
余裕を見て2時間半、できるなら3時間ぐらい前に着いておくほうが、よいかもです。
3.現地での接続状況
香港での接続状況ですが、結論から言うと「とても快適」。
持っていって良かったです。
(1)使用頻度
レンタルルータが大活躍しました。
というのも、公衆LANがほとんどつながらなかったから。
ガイドブックには「街のいたるところで公衆LANが繋がる」と書いてありました、
もしかしたら、レンタルルータを使う場面は少ないかも、と思っていました。
ところが、、、、
実際には、「大通り、地元の飲食店、観光先、電車・バス・フェリー」のほとんどで、公衆LANはほぼ繋がらず。
繋がったのは、「ホテル」「駅・空港」「スタバ」「モスカフェ(日本で言うところの「モスバーガ」)」。
「公衆LANがどこでも繋がる」という話は、割り引いて考えたほうがいい。
(2)データ使用量
そういう状態だと気になるのが、データ容量ですが、全く問題ありませんでした。
香港滞在4日間のデータ使用量は以下の通り。
4日間、いずれの日も契約の上限「300MB」を大きく下回りました。
香港滞在中、ルーターを使うのは、公衆無線LANがつながらない場所だけにしました。
実際に使うのは、道案内代わりにグーグルマップを見るか、食事中に次の行き先を調べるときくらい。
動画のような大容量を消費するコンテンツは全く利用しませんでした。
こうやって、普通に使うのなら「300MB/日」で十分でしょう。
(3)繋がりやすさ・スピード
「つながり安さ」と「スピード」も問題ありませんでした。
途中で切れることは、滅多にありませんでした。途中で切れたのは、香港滞在の4日間で1度か2度くらい。
ほぼテキストデータだけのやりとりだったこともあり、スピードも十分でした。
4.メリット・デメリット
まとめると、海外WiFiレンタルの「メリットとデメリット」は、以下の通りです。
メリット
・料金がキャリア海外ローミングより安い:半額近い
・接続状況は良好:スピード・繋がりやすさ問題なし
・付属品が便利:充電バッテリーと変換プラグ
デメリット
・レンタル機器の分だけ荷物が増える
・機器の「受取り・返却」に時間かかる:早めに空港に行く必要あり
・渡航前の事前設定に手間がかかる:10分~15分程度(2台目からは早い)
5.まとめ
使う前は、いろいろな不安があった海外WiFiレンタル。
モノは試しにと使ってみると、不安は杞憂だったことがわかりました。
渡航前の不安を再掲すると以下の通りです。
・香港は公衆LANが充実しているらしいし、ルーターのレンタルは必要ないのでは?
⇒実際は公衆LANはほとんどつながらない。ルーターが大活躍
・データ容量はどの程度確保すればよいか?
⇒普通に使うなら「300MB/日」で十分
・ルーターの設定が面倒なのでは?
⇒時間は少々かかるが、説明書通りやれば問題ない
・WiFiは旅行先でちゃんと繋がるか?
⇒街中のどこでもスムーズに繋がった
旅行中はストレスなくネット接続を楽しめました。
確かに、荷物が増える・事前設定に時間がかかる、など、多少面倒なこともあります。
そういったデメリットはあるものの、キャリアの海外ローミングの半額という安さは魅力。
今のところWi-Fiレンタルが、海外常時ネット接続のベストな方法だと思います。
この方法、おすすめします。