首都圏最後のスタジアム観戦記は東京ドーム。
山手線内のほぼ真ん中という立地と、東京ドームシティという都心のレジャーランド内にある日本最初のドーム型野球場です。
巨人の本拠地として知られてますが、その立地の良さを活かして、コンサート等の大規模イベントも多く開催されます。
そのため、ここには野球観戦以外にも楽しみがたくさんあります。
今回は、そんな東京ドームの楽しみ方を紹介します。
観戦した対戦カードは、9月12日の「巨人 VS ヤクルト」。
試合の結果は4−1で、残念ながらホームの巨人は負けたようです。
選手寸評:巨人の坂本選手
今更ですが、良い選手ですねえ。
TVでは何度も見てますが、実物を見たのは初めて。
ウオーミングアップの時から、動きが他の選手とは違ってました。
リラックスしながらも柔らかでスピーディな動き。どんなプレーでも軽くこなしながらも、その精度は高い。
運動神経の塊のようなプロ野球選手の中でも、1ランク上のプレーヤーに見えました。
今は、日本のプロ野球のレベルに合わせて7割ほどの力でプレーしているようだけど、本気を出したら、大リーグに行けるんじゃないだろうか。
走攻守揃った、すばらしい能力の持ち主だと思います。
次に、東京ドーム野球観戦のメリット・デメリットです。
メリット
メリット①:都心の真ん中にあって、立地が良い
JR総武線の水道橋駅西口を出て、歩道橋を渡るともう東京ドームシティ。東京駅・新宿駅・渋谷駅といったターミナル駅から、10分ちょっとで着きます。
また、総武線に加えて、丸ノ内線・南北線・三田線の駅もあり、計4路線が使える。
いずれの駅からも徒歩数分という近さ。
会社員が、仕事帰りにぶらっと立ち寄ることも可能な便利な場所にあります。
メリット②:試合以外の楽しみが多い
この球場は、「東京ドームシティ」というレジャー施設の一角にあり、周囲には多くのエンターテインメント施設が揃っています。
遊園地(施設名:東京ドームシティアトラクションズ)や、ボウリング場・卓球場・スケート場といったスポーツ施設、宇宙ミュージアム・アートギャラリーやフードコート、書店、JRA、ファミレスと盛りだくさん。
東京ドーム外縁の居酒屋・寿司屋で食事もできるし、言わずと知れた東京ドームホテルもある。
東京ドームに入らなくても、一日遊べます。
メリット③:コンコースがゆったりで、売店は充実している
これまでの4球場に比べると、売店の種類と数の多さは一番じゃないでしょうか。
コンコースが1階・2階に配置され、両方を行き来できるようになってます。通路も広めに取られていて、ゆったりとした造り。のんびり見て回ることが出来ました。
入っている売店の数も多く、食事・スナック類は種類が豊富。
メリット④:クッションが効いて、肘掛けが付いているシート
僕が野球観戦で最も重要視するのがシート。
座席と背もたれにクッションが入っていて、座り心地は「そこそこ」でした。
特に良かったのは、肘掛けがついていること。これで、隣の人との境界が明確になって、嫌な思いをしなくて済んだ。
欲を言えば、もう少し横幅が欲しいところですが、きつい経験をした神宮球場や横浜スタジアムに比べると全然良いです。
デメリット
デメリット①: チケット入手が大変
人気球団巨人の試合だけあって、チケット入手には苦労しました。試合一週間前に巨人のHPにアクセスしたときには、空席はほとんどなし。
やっと取れたのは3塁側指定席🅱️。いちおう一階席だけど最上段です。
グラウンドが遠くてボールが見えにくかった。
誌合前の様子はこんな感じ。
サッカーやラグビーに比べるとボールが小さい野球は、座席の位置によって見やすさがずいぶん変わるもんですね。
一階席でも、上の方の座席には注意が必要です。
デメリット②:チケットの値段が高い
デメリット①と関係しますが、人気球団だけにチケットの値段が高め。
因みに、3塁ベース付近の内野指定席の価格を他の球場と比較すると。
東京ドーム :5,400円
神宮球場 :4,400円
横浜スタジアム :4,100円
千葉ZOZOマリン :4,000円
西武メットライフ :3,600円
東京ドームは一番安い西武メットライフの1.5倍。これでも客が入るのだから、さすが巨人!と言うべきか。
*席によっては、高い・安いが逆転することもあります。あくまで目安です。
デメリット③:スタジアムの傾斜が緩い。前の人の頭で見づらいことも
他の球場に比べると、スタジアムの傾斜が緩い(特に内野席)。そのため、背の高い人が前に座ると視線が遮られる事もあります。
僕の場合、2列前に背の高い人が座ったため、その人の頭でグランドが遮られる状態。左右に顔を動かしながらの観戦になってしまった。
デメリット④:座席が小さい
メリット④でクッションと肘掛けがあるのに、座り心地が「そこそこ」と書いたのは、シートが小さかったから。
体感的には、横浜スタジアムよりは若干広い程度。神宮球場と同じくらいで、横幅・前後の余裕がありません。
ビールを飲むぐらいは出来るけど、この席で食事するのは厳しいですね。
とてもじゃないけど、ゆっくり野球を見るという座席の大きさではない。
結論:東京ドームの正しい遊び方
東京ドームの位置づけは明らかに、「東京ドームシティというレジャーランドの中にある野球場」。
特徴はというと、
・野球以外の楽しみ多い:周辺のレジャー施設や球場内の売店が充実。
・野球観戦に最適とは言えない造り:スタジアムの傾斜緩く、シートが小さい。
要するに、「野球以外も楽しんでよ」というのが運営会社のスタンス。
周辺には、ホテル・遊園地・ボウリング場・馬券売場などなど。いくらでも遊ぶところがあるし、食事する場所にも事欠かない。
純粋に野球だけを見にいくというより、仲間やカップル・家族と一緒に東京ドームシティの施設全体を楽しんで、その一環で野球を見る、という遊び方が正解のようです。
東京ドームで野球観戦するときは早めに行って、ぜひ周辺の施設も楽しんでください。
(お金が掛かるなあ、、、、)