人生50年で学んだ大事な事の一つ。
全てに当てはまるとは言いませんが、嫌なことを我慢するよりも、好きなことをワガママにやるほうが、たいていは良い結果を生みます。
人間の本能や直感、あるいは感覚、といったものは案外と正しいのでしょう。頭であれこれ考えた理屈より、よほどアテになります。
よく、匠の人が「見た瞬間に衝撃が走っので一生の仕事にしようと思った」と言います。名人と言われる人達は、後先考えずに好きなことをことをやり続けてきた人達だろうと思う。
給料がどうとか、有名だからとか、社会的使命・やりがいがどうとか、若者・女性が活躍出来るとか。条件や将来性、待遇、頭でいろいろ考えて仕事を選んでも、大体は失望するんだよなあ。
そういう意味では、就活というのはオワコンなような気がします。
自分の適性をチェックしたり、志望動機を考えたり、というのは全て頭で行っていることだもん。
僕の30年以上のサラリーマン経験でも、最初につまらないと感じた仕事は、何年やってもつまらなかった。嫌な上司の元に配属されて何年も我慢したことがあったけど、結局は良いことはなかった。
今になると、「我慢しなきゃよかったなあ」、としみじみ思います。
「石の上にも三年」と言って、一人前になるまでに我慢する、という風潮があるけど、あれ、止めた方がいいです。
もちろん、成果を出すにはある程度の時間は必要です。
ただ、途中の過程が我慢が必要なほど嫌なら、それは適性がないということ。
そのまま続けても、人並み程度にしかなれず、たいしたことが出来ずに終わるのがオチ。上手くいっている人というのは、その過程自体が楽しかったり、やりがいを感じていいます。
嫌なことに人生を浪費するより、すっぱりと方向転換して、自分がやりたいことをやるほうがいいと思う。
「我慢が足りないと何をやっても成功しない」と言う人がいるけど、そういう人に限って大成功していない。
大成功している人が「嫌でも我慢してやれ」と言ってるのを聞いたことがない。
これは別に、仕事だけに限ったことではなくて、人との出会い、趣味、物を買う etc、多くの場面で当てはまる事だと思う。
日本人は、「一つのことをやり続ける」病に罹っている人が多いし、周囲からも我慢を強いられる場合がほとんど。そういう雰囲気(圧力?)に流されて、人生を無駄にする人を何人も見てきました。
途中で止めることはダメなことでも無く、負けでもない。
どんどん、方向転換した方がいいと思う。そして、楽しいと思った事だけを続ければいい。
学校の部活、仕事、友だちづきあい、、、。
貴方が今やっていることで我慢していることがあれば、自分に問いかけた方が良い。
もしかしたら、その努力は人生を浪費しているだけかもしれません。