連休明けの出勤初日。
会社行くの嫌じゃないですか?
目が覚めて、布団の中で再開する仕事の事を考えて、落ち込んだ人も多いのじゃないでしょうか。
そんな気持ちを無理やり押さえつけて、会社に行くことが、本当に良いことなのか?30年に及ぶ会社員経験から考えてみました。
会社を退職して1年。この時期ほど退職して良かったと思うときはないです。
年に3回の長期連休明けの初日。出勤するのが嫌でしかたがなかった。
この気持ちは退職するまでの30年間、ずっと続きました。
恐らく、貴方も続きます。
連休が終わる3日前くらいから、気持ちが沈んでいき、あと3日、あと2日と心の中でカウントダウンが始まる。
残り日数が減っていくの数えるのは、刑執行を待つ受刑者のような気分でした。(刑務所に入ったことないけど)
そして、連休明けの初日。体と心がめちゃくちゃ重い。病気なのかと思ったものです。
こんなことを、30年×3回=90回も乗り越えたのかと思うと、自分を褒めたい。
でも、これから何かを得たかというと、得たものは何もないんです。
よく「我慢することで人間は成長する」と言うけど、少なくとも「満員電車」と「連休明けの出勤のつらさ」を我慢しても、得られるものはないです。
30年もサラリーマンをやった男が言っても、説得力ゼロかもしれないけど、このつらさを我慢したって良いことはないですよ。
今なら言えます。連休明けの出勤のつらさを乗り越える必要なんてない。
「嫌なら辞めればいい」というのはその通りです。今思うと、すぐ辞めればよかった。
でもその頃は、この辛さを我慢しなければいけないと思い込んでいました。
悲しき日本人サラリーマンのサガってやつです。
嫌なのは仕事を好きじゃないから。たぶん、嫌いなのでしょう。
嫌いなことを我慢して続けても、良いことは何もありません。
普段は、会社に行くのがそれほど苦痛じゃない時もあるでしょう。
それは、人間の気持ちには慣性の法則があるから(または「現状維持バイアス」)。今やっていることを継続したがる傾向がある、というアレです。
DV被害に遭っている人が現状を抜け出せないのと同じ理屈。ものすごく悲惨な目に遭っているのに、なかなか逃げ出さない。今の辛さより、現状を変える不安の方が大きいのです。いったん逃げても、またもとのパートナーの所に戻ってしまう。
連休で会社以外の環境に何日か浸ることで、心の奥に眠っている、自分の本当の気持ちが表に出てきたのです。
これ、僕の勝手な考えだけど、自信あります。
実際辞めてみるとどうなるか?
ストレスは全くなくなりました。連休明けでも、仕事を再開するのが嫌じゃないです。
連休明けの出勤が嫌なら、そういう仕事は、すぐ辞めることをお勧めします。
そうしないと、貴重な人生が嫌なことで浪費されちゃいますよ。
僕は、30年をムダにしました。