会社を辞めて1年3ヶ月が経過。人生なんとかなると思えたことがうれしい。

会社を辞めて1年3ヶ月が過ぎました。

会社で働いているときは、あれほど「いやだ、いやだ」と思っていた日々が、嘘のように平和な毎日です。

会社を辞めたいけど、不安で一歩が踏み出せない。

辞めるまでの30年近く、そんな毎日を過ごしてました。今思うと、我ながら決断力がないなあと思います。

今となっては、早く辞めれば良かったと思うけど、働いているときはなかなか踏み切れませんでした。

お金、仕事、家庭・・・・。不安が数え切れないくらいありました。

「仕事が嫌というだけで、辞めるのは最悪」とか、「次の仕事を決めてから辞めろ」とかよく言われますよね。

僕は、「仕事が嫌」で「何のあてもなく」会社を辞めました。 

それから1年3ヶ月。

再就職もせず、ぶらぶらしてながらも、こうやってブログを書いています。

「勢いで辞めた人の悲しい末路」みたいな話がよくあって、不安を煽っているようだけど、人生何とかなるみたいです。

桁外れに優雅でもないけど、惨めな末路ではないです。というか、会社辞めたほうが10倍は楽しい。

会社をやめたいけど、一歩が踏み出せず迷っている人の参考になれば幸いです。 

 

 

1.退職準備:辞める事が出来た理由

仕事を辞めるとき、一番の不安がお金。

会社を辞めると決めてから、10年かけて必要資金を貯めました。

 

このままサラリーマン続けると人生終わるな、と思ったのが12,3年前。 

マンション購入直後で、ローンの返済計画見直したときのこと。

定年過ぎると退職金+αぐらいしか、お金が残らないことに唖然としました。

 

30年、40年とつまらない仕事を続けた見返りが、これじゃ割にあわない。

このときに「会社辞める」と決めました。

 

それから10数年。

株、債券、等で資産を増やし、最後にはマンションまで売って、資産作りに励む日々。 ある程度の貯金が出来たので、やっと退職しました。

 

その時、10年真剣にやれば物事は何とかなるもんだ、と思いました。

こう思えたのが、一番大きいです。

考えてみれば、何歳まで生きるのか分からないのだから、お金はいくらあっても不安は解消されません。100億もあれば別かもしれないけど、生涯年収がせいぜい4,5億の会社員が、そんな大金を稼ぐのはとうてい無理。

会社を辞める、という決断をあと押してくれたのは、「いざとなったら、何とかなる」という、根拠のない思い込みだったような気がします。 

 

2.仕事を辞めてからやったこと

 辞めてから約1年でやった事と言えば、こんなところです。

 ・旅行 

 ・YOU tube、読書

 ・ランニング

 ・ブログ少々

 

まあ、何もやってないに等しいですな。たんなるプータローです。

ただ、何もしない毎日というのは楽しいです。 

 

実は、会社を辞める前は、やることがないと鬱になるかも、という不安がありました。

しかし辞めてみて、毎日の仕事がないことがこんなに良いものだとは、思ってもみなかった。

もっと、早く辞めてれば良かった。24時間全てを自分の自由に使えることが、めちゃくちゃ楽しいです。

 

3.退職後の精神状態の変化

とはいえ、今の精神状態になるまでには、実は紆余曲折がありました。

この1年、精神状態はジェットコースターのように上下してます。

振り返ると、4つの期間に区分出来ます。 

 ワクワク期:8・9月

   仕事を辞めたばかりで、わくわくしていた頃

   8月は海外旅行、9月は友人の仕事を手伝う

それなりに楽しかった。

 第一期充実期:10月~12月上旬

   新しくジャズギターとマラソンを始めた。

           YOUtubeに嵌まった。

   ハーフマラソン完走する

達成感があった時期。

 引きこもり時代:12月中旬~7月

    何もする気がしなくなった。

    ただ、何となく本読んだり、動画を見たりで1日が過ぎていく。

 第二期充実期:8月~現在

    ブログ始める。

    国内旅行に行くなど

活動を再開。また、毎日が楽しくなった。 

 

今思うと、退職後から12月頃までは、新しい環境に変わって気が張っていたのかもしれない。

緊張の糸が切れたが12月中旬ごろ。

そのときから何もする気がしなくなりました。

今振り返ると、この時期は精神的なリハビリとして必要な期間でした。

 

ただ一つ言えるのは、精神状態はアップダウンがあったけど、再就職しようという気持ちには全くならなかったことです。

 

よく、「何もすることがないのはつまらないから、仕事を再開します」と言う人がいますが、僕はそういうタイプじゃないみたい。

 

仕事するより日々より、何もしない日々のほうが向いているようです。    

 

4 辞めて1年3ヶ月で思う事

結論から言うと、会社を辞めたのは大、大、大正解です。

24時間、自分のためだけに時間を使えるのは、凄く楽しい。

 

興味ないことに時間費やさなくていいし、もっともらしい顔して会議に出なくていい。「検討します」とか「他の部門にも聞いてみます」とか、そういうセリフを言ったり、聞いたりが、うんざりだったもんね。

そのくせ、社長が何か言われると、すぐ反応する。

 

僕も会社員を30年やったので、上を見て仕事をする気持ちよく分かる。

でも、これ以上そんなばかばかしいことに人生を費したくなかった。

 

ネックは、収入がほとんどないこと。

株・債券の配当が年に数十万程度あるくらい。貯金を取り崩して生活してます。

 

不安にならないかと言われると、若干の不安はあります。

だけど、楽しい事をした結果としてお金を稼ぐのは良いけど、金のためだけに何かをやることはしたくない。

今は、収入がない不安より、毎日が自由である喜びのほうが上回ってます。

 

上で書いたように、「根拠のない自信」が心の支えになっています。

いざとなったら、またお金を増やせばいいか、と楽観的に考えてます。

 

仕事をやめて1年3ヶ月。

今のところは正解です。