働かずに生きていきたいと思っている人へ:頑張るより大切なこと

毎日毎日、会社に行くのが嫌になっている人は多いと思います。

 

「働くのやだなあ」「仕事おもしろくないなあ」

そう思いながらも、朝になれば重い体を引きずり、今日も出勤していく。

 

こんなことを何十年も続けられないですよね。

なんとか、働かないで生きていく方法はないのだろうか。

 

残念ながら資産家の家にでも生まれない限り、それは不可能です。

 

これを書いている私は、30年続けた会社員を辞め、昨年やっとアーリーリタイヤしました。慎ましく暮せば、なんとか生きていけそうな状態にたどり着きました。(病気・事故などの予想外の事態が起きれば、厳しいけど)

 

アーリーリタイヤとはいえ、不安があるので少しは仕事をしています。

それでも、会社員時代よりは毎日が充実していることは確か。 

 

全く働かない人生は無理かもしれませんが、

・なるべく働かなくていい状態

・働くことの負荷が少ない状態

は作れます。 

 

どうやってそういう状態を作るのか、書いて見たいと思います。 

 

 

1.嫌な仕事でも頑張って働けば報われるのか?

 「石の上にも3年」という言葉があるように、嫌なことでもやり続ければ楽しくなってくる、とよく言われます。

 

これは本当でしょうか?

 

答えは「NO」。

 

30年間会社員をやってきたので、自信を持って断言できます。

つまらないものは、いくらやってもつまらない。

報われることもないでしょう。

 

よく「どんな仕事でも、心がけ次第で面白くなる」という人がいますが、そんなことはないです。

 

確かに、気持の持ちようで瞬間的にはやりがいを持てることはあります。

しかし、それは一時的なこと。

時が経つと、結局は虚しさに襲われます。

 

長い目で見ると、自分の本心に蓋をして過ごすことは、マイナス面のほうが大きいと思います。

 

たった一度きりの人生。

一時的な心がけで自分をごまかすより、心の奥底の素直な気持ちに従うべきです。

 

2.働かないで生きるために必要なお金?

 

現実問題として今の日本では、生きていくのにお金は必要。

 

どうすればお金を得ること出来るか。

働きざかりの人間が、他人の世話にならずに暮らしていく方法は、3通り。

 

 ・生活保護を受ける

 ・不労所得を得る

 ・資産(預貯金)を取り崩す

 

この中で、「健康な大人」が生活保護を受けることは難しいので、これは対象外。

 

となると、「不労所得を得る」か「資産(預貯金)を取り崩す」のどちらかになります。

 

要するに資産を築く、ことですね。

 

ざっくりと言って「1億円」は最低限だと思います。

 

1億あれば、年利2%で回せば年収200万円。 

贅沢はできませんが、何とか生活していけるレベル。

  

3.働くのが嫌なら「資産運用」をやろう

 

資産を作るためにやることは、「副業」か「資産運用」です。 

僕は「資産運用」をしました。

 

副業をする人も多いようですが、僕はそもそも働くこと自体が嫌いなので、副業は選択肢にも入ってきませんでした。

 

4.資産形成に必要な期間

 

結論から言うと、資産運用を10年やって、ようやくアーリーリタイヤ出来ました。

 

やったことは、「株・債券投資とマンション売却」です。

 

日本株と外国株(主にアジア)に投資しましたが、アジア株の収益率かなり良かった。

やはり、経済成長している地域は株価も勢いがあります。

特にベトナム株。リーマン・ショック後に購入したこともあり、上昇しました。

 

マンションも2000年代の早い時期に「駅近」物件を購入したおかげで、売却時には利益出すことが出来ました。

 

「住居」を購入するときは、「住む」ことも重要ですが「資産性」という視点もものすごく重要だと思いました。

ここで「資産性」というのは、「立地」もそうですが、「時期」も重要。

 

マンションの価格は、90年前半をピークに2000年前半まで一旦下がり、その後再び上昇に転じています。

おそらく、今マンションを購入すると、売却時に利益を出すのは難しいと思います。

 

5.資産運用なるべく早く始めるほうがいい

 

一つだけ後悔しているのは、資産運用を始めるのが遅かったこと。

 

なんと言っても、資産運用は時間がかかります。

それに、タイミングも重要

 

投資を、リーマン・ショック後から始めたのはたまたまですが、ラッキーでした。

今のように株もマンションも上がってしまったら、とても利益を出す自信はありません。

 

振り返ってみると、平成バブル・ドットコムバブルと、リーマンショック以外にも投資のチャンスはありました。

 

こういうチャンスの時期を捕まえるという意味で、「時間」こそが投資にとって最も重要な要素です。

 

社会に出た直後、少なくとも30才前から始めておけば、資産形成がもっとうまく出来たんじゃないかと、後悔してます。

 

 

6.働かない毎日は幸せか?

 

やっとのことで手に入れた「自分のペース」で暮らす毎日。

 

色んな人から、「ヒマでつまらないだろう」とか言われます。

 

これまでのところ、そんなことはないです。

会社員時代より、数倍楽しい毎日を過ごしてます。

 

この1年で、健康診断の数値も軒並み改善して、疲れ気味だった体調も復活。

 

この先何があるかわからないので、不安があることは確かですが、どこかで踏ん切りをつけないといつまで経っても自由になれません。

 

幸せになりたいのなら、嫌な仕事を頑張るより、仕事をやらない方法を考えるのが、近道だと言えます。